熱烈な出待ち

暖冬暖冬と言われていたが、流石に年が明けると本格的に寒さが増してきて朝布団から出るのが辛くなってきた。冬に限った話ではないが、自分は寝起きがあまり良くないので平日のアラームは欠かせない。スヌーズ機能に尻を叩かれつつ寝ぼけ眼で寝室から這い出るのが毎朝の日常なのだが、最近寝室の扉を開けると猫たちがドアの前で待っていることがある。大体2匹で香箱座りをして、飼い主が出てくると立ち上がって寝室に入ろうとしたりにゃーにゃーと何かを話しかけて来る。

そんなに飼い主に会いたかったのかと心がジンとしたが、よくよく観察してみると、キッチンに行って猫たちのご飯を準備するまで延々と鳴き続けている。要はご飯が欲しくて飼い主を追い回しているだけだったようだ。

変な音がすると飼い主が部屋から出てきてご飯を用意する……というのを覚えたようで、毎日熱心に出待ちをしているようだ。

アラームの鳴らない休日はどうしているのかと正月を思い返してみると、そう言えば猫たちの鳴き声で起きることが多かった気がする。あれは空腹に耐えられず鳴いている声だったのかと思うと、途端に申し訳なくなった。

購入を見送っていた自動給餌器を買うべき時が来たのかもしれない。