正月休みはほぼ家にいたので、必然的に猫たちと過ごす時間が多くなった。家人は家を空けていたのでこれ幸いとリビングの大きなテレビでホラー映画鑑賞に興じていたのだが、自分はじっと画面だけに集中するのが苦手なタイプなので大体趣味の紙工作をしながら映画を観ている。
映画を観ている最中猫たちが工作用品に興味を示したが、何度か追い払うと興味を無くしたように寄り付かなくなった。はずなのだが、飲み物を取りに少し席を立った隙に猫たちが工作用品を置いている机に集い、手を出そうとする。慌てて回収しようとすると蜘蛛の子を散らすように去っていったので、また目を離すと集まって来る……と言った感じで、隙あらばイタズラしてやろうと意気込んでいるようだった。
結局工作用品を持って飲み物を取りに行ったのだが、全く油断も隙も無いものだ。やはり猫たちがケージ暮らしを卒業する前にリビングに置きっぱなしなものを極限まで減らし、蓋付きの収納にしまうようにしたのは間違いではなかったらしい。YouTubeなどで猫を飼っているお宅を拝見すると、家によっては結構物が置かれていたり、見せる収納が素敵だったりするのだが、一体どうやって猫と共存しているか不思議で仕方がない。十猫十色と言うべきなのか、全くイタズラしない猫もいるのだろうか？
