猫たちの避妊手術終了後、病院から抗生物質が処方された。傷口が膿んだりしないための薬らしく、注射で済ませることもできるが今後の服薬の練習も兼ねて…と小さい錠剤が朝晩2回の6日分を貰って帰ってきた。
細かく砕いてちゅーるか何かに混ぜ、薬とは分からないようしれっと飲ませる……というのが猫の基本的な服薬方法らしい。自分が子供の頃は粉薬が嫌いで、オブラートに包んでみたりヨーグルトに混ぜてみたりと無駄なあがきをしたのが懐かしい。
とりあえずちゅーるに混ぜて与えてみたところ2匹とも問題なく完食したのでこの方法でいけるかと思ったのだが、翌日からからあげだけが薬入りちゅーるを食べなくなった。
からあげは少し体調を崩していたので体調が悪いのかと思ったのだが、試しに何も混ぜていないちゅーるをあげてみたところ、こっちは元気に食べ始めたので、どうやらちゅーるに混ぜた薬の味を感じ取ったらしい。
玉石混合は承知の上でYahoo知恵袋を覗いてみたところ、普段からあげているおやつに薬を混ぜると味の変化に気付かれやすい、という説が提唱されていたのでこれを信じてみることにした。また、カラーが少なからずストレスを与えているのではと考え、カラーを外し、今まで一回も上げたことのないモンプチのウェットおやつに薬を混ぜてみたところ、何とか完食してくれた。
だが、ここに至るまで色々試したせいでからあげが薬入りおやつを乗せている皿に不信感を持ってしまい、皿からスプーンで掬って目の前に持って行かないと食べなくなってしまった。ちょっと食べては毛繕いをし、ちょっと食べてはどこかに行こうとし……といった有様で、スムーズに行っても10分はかかってしまう。
今後もし薬が必要な病気などにかかってしまった場合、からあげのケアはかなり大変そうだ。
ちなみにまぐろは何に薬を混ぜてもしっかりと完食し、早ければ3分ほどで食べ終わってしまう。性格的にはまぐろの方が神経質なのだが、どうやら食に関しては逆らしい。