発情期を迎えてしまったまぐろはほぼ1日中にゃーにゃーと鳴いていたが、特に夜になると鳴き声は大きく、鳴く頻度も高くなっていた。もともと夜行性の生き物だからだろうか？生物の繁栄戦略と考えると非常に理にかなっているのだが、人間と言う生物は夜に眠るように設計されているのだ。
まぐろは飼い主が寝室に入ろうとしたのを見逃さず、ひたすらリビングで鳴き続け、何とか振り切って寝室に入っても壁1枚隔てたすぐ傍で声を上げ続けていた。我が家は所謂なんちゃって3LDKで、リビングと寝室を隔てる壁は薄い可動式のため、この壁に防音性能は全く期待できない。鳴き声と、時々寝室に入ろうとして扉を引っ掻く音をBGMに、耳なし芳一はこういう気分だったのかと思いを馳せた。
普段自分はあまり入眠に苦労せず、10分ぐらいで眠れる方なのだがこの日は30分近く鳴き声に悩まされた。やっと寝入ってからもまぐろは鳴き続けていたのか、それとも寝て起きたらまた泣きたくなったのかは分からないが、明け方4時ごろにもまぐろの鳴き声で目が覚めた。流石に寝直しはしたものの、中途半端な時間に起きてしまうと何となく寝た気がしない。
今回はまぐろだけが発情期を迎えたものの、からあげも一緒に発情期になってしまったらと思うと考えただけで恐ろしい。調べてみると、発情期は10日～2週間続き、一度発情期が終わってもまた2,3週間後にはまた発情期が始まるらしい。
