我が家の猫たちは基本的にリビングで過ごしている。リビングにはベランダに通じる窓があるのだが、ちょうど窓がある方が南側のため、日中の太陽が出ている時はそこそこ室温が高くなる。一応室温が高くなりすぎないようにレースのカーテンで申し訳程度の影は作っているのだが、大体の場合夜にはカーテンが開いている。
犯猫の追及は置いておくとしても、この日当たりの良さ故にかなり室温の調整が難しい。
一般的な猫にとって快適な室温は20～28℃程度らしく、室温がこの範囲内に収まるようこまめに温度計を確認しているのだが、季節の変わり目は昼と夜で5℃以上差があることがある。
夏の終わりごろは夜の気温に合わせてエアコンを切っていたのだが、昼間にふとリビングに入ると室温が30℃を超えていて肝が冷えた。秋が深まってくると今度は逆で、昼の室温に合わせて暖房を入れないでおくと夜に寒い。我が家のエアコンにはAIで室温を快適に保つと謳われた大層な機能が付いているはずなのだが、今のところ恩恵を感じたことは無い。頻繁にエアコンの電源を入り切りするのも面倒だし、何より電気代が上がりそうだ。
人間しかいなかった時は、この中途半端な時期は人間が我慢していたのだが、猫がいるとなると猫にも我慢させるのも忍びないので、電気代は痛いがこまめに暖房を入れることにする。
自分の実家はかなり築年数がたっていて底冷えがひどく、冬になると室内で霜焼けができる程度には寒かったが、父は寒くないからとめったに暖房をつけてもらえなかった苦い思い出があるので、猫たちは寒さが気にならない環境で元気に過ごしてほしいと思う。
