生まれて間もない子猫は、母猫の母乳を飲む際に前足をグーパーさせながら母親の胸を刺激して母乳を出やすくするらしい。大きくなっても猫はその名残でリラックスしている時に柔らかいものを前足でふみふみと捏ねることがあるそうだ。
我が家の猫たちの場合、横になって眠そうな時にお腹周りを撫でると寝ぼけたように足をふみふみと動かし始める。このとき飼い主の身体が猫の近くにあると、肉球と爪が身体を掠めて非常にくすぐったい。
実は飼い主は起きている時に猫たちのお腹を撫でようとしてしょっちゅう蹴られていたのだが、心底お腹を触られるのが嫌という訳では無さそうで安心した。
最近では眠くないときにも飼い主の腹の上に乗って前足で腹をこねるようにもなってきた。あまりリラックスできているようには見えないのだが、いったいどんな意図があるのだろうか？最近腹の肉付きが良くなったことを暗に指摘されているような気分にはなるが、揉み心地を気に入られるのは悪いことではないだろう。こうして少しずつ猫からのスキンシップを促進し、抱っこや膝の上で落ち着かせることの布石としたい。
巷の猫ちゃんたちはぬいぐるみやクッションを捏ねることが多いらしいが、我が家の猫たちはぬいぐるみには全く興味を示さない。我が家にはぬいぐるみが大量にあるので、猫たちにいじめられて悲惨なことにならないのは非常にありがたいのだが、猫のぬいぐるみを捏ねる猫は少し見てみたかった。
