猫は本能的に砂地をトイレにし、トイレの後には自分で砂をかけるところまでしてくれるため、トイレのしつけが犬と比べて楽……という話をよく聞く。
だがどんな世界にもアウトローはいるもので、生まれた時から室内飼いの猫の中には、トイレの後に自分のうんちに砂をかけない猫が一定数いるらしい。
我が家の場合、まぐろがまさにアウトローで、小さいころから一貫して砂の上にうんちを鎮座させていた。砂をかけようとしている素振りを見せた時期もあったが、本猫の不器用さもあってか結局今日に至るまでうんちに砂をかけられている所は見たことがない。からあげはきちんと砂をかけるタイプで、小さいころなんかはまぐろのうんちにまで砂をかけてあげるという優しさを発揮していたのだが、姉妹から良くない影響を受けたのか、からあげもうんちに砂をかけるのをやめてしまった。そのためリビングに入ると凄まじいうんちの臭いがして、慌ててトイレを片付ける……というのが最近頻発している。自分か家人が家にいるときはすぐに片付けられるので良いのだが、二人とも家にいないときなんかは本猫たちが臭いで嫌にならないのだろうか?
試しにスコップで砂をかけてみたところ、かなり臭いがマシになったので、何とか本能を思い出してほしいところである。