ふわもこ記念日

2023年4月25日産まれ、ラグドールの姉妹まぐろ・からあげ

ペット禁止のマンションでこっそり猫を飼えるか?

以前地元に帰省した折に、小学生時代の同級生が住んでいたマンションの近くを通りがかった。今は全くやり取りが無いが、当時は時々家に遊びに行く程度には仲が良かったと思う。その子はマンションがペット禁止にも関わらず、猫を飼っていた。我々友人にも「マンションの廊下では猫のこと喋らないでね!」と注意する程の念の入れようだったが変な所で詰めが甘く、マンションの下からその子の部屋を見上げると、時々小窓の所で猫が日光浴をしているのが見えた。
流石にあの猫も天寿を全うしただろうが、今から考えると彼女の一家も中々思い切った事をしたものだと思う。Amazonなどが無く、通販はあったものの割高で買い物と言えば外で買ってくるのが一般的だった時代によく他の住人にバレずにフードや猫砂を持ち込めたものだ。
Amazon楽天で生活用品を買うのが当たり前になった昨今、こっそり猫を飼うことの難易度は格段に下がったと思っていた。だが実際に猫を飼ってみると、ご飯とトイレの世話はできるが病院に連れて行く事はできないと気づいた。
動物病院が空いている昼間に大きなキャリーを持って駐車場まで誰にも見つからずに移動する、1度2度なら運に助けられるかもしれないが、10年以上これを続けるのは不可能に近い。ワクチンと健康診断は諦めるにしても、老後に病気などをした際にどうするのだろう?
それに他の住民に見つかって猫をどうにかしろと言われた時に、猫をどこかにやることができるだろうか?自分事で考えてみると、最早家族の一員となった猫を手放すことなどできない。
一方でマンションオーナーの立場に立ってみると、ペットがもたらす家への損害を家賃で補填できないからこそペット不可という決まりを作っているのだということも理解できる。
彼女の家にいた猫はどのような老後を送り、どのように虹の橋を渡ったのだろうかは分からないが、どう転んでも誰かが不幸になってた可能性が高いと思う。
やはり猫は飼える環境が整ってから飼うのが1番である。