ふわもこ記念日

2023年4月25日産まれ、ラグドールの姉妹まぐろ・からあげ

バリカンさんと仲良くなろう

柑橘系の匂い、爪切り、抱っこなど我が家の猫たちが嫌いなものを挙げるとキリがないが、特に我が家で猫たちから嫌われているのが動物用のミニバリカンである。
これは元々、フローリングで滑りにくくするため肉球の間の毛を刈ってやろうと思い購入したものだ。なのだが今日に至るまで役目を全う出来た事はなく、彼女たちは今日もフローリングでちょっと滑っている。
YouTubeで我が家と同じくラグドールを2匹飼っているお宅の日常を拝見している折に、動画内で紹介されていたバリカンが使いやすそうだったので購入してみたのだが猫が変われば好みも変わるらしい。まず作動音が気に入らないらしく、電源を入れて猫たちに近づけてみると瞬時に臨戦体勢に入り俊敏な猫パンチを繰り出してくる。バリカンの電源を切ってもしばらくはバリカンに向けてパンチを放っている有様で、飼い主が雑に絡みに行った時でさえここまでの憎悪を向けられたことはない。示し合わせたようにまぐろもからあげも同じ反応をするので、やはり血が繋がっているのだなぁと変な納得をしてしまった。
音の大きさだけで言えばルンバや食洗機の方が大きいはずなのだが、これらには特に威嚇も何もしないのである。よくわからないが何にせよ肉球の間の毛は刈ってやりたいのでバリカンの音を聞かせた後にちゅーるをあげる、という試みを継続しているが今日もまたバリカンが喰らったのは猫パンチであった。バリカンの音を聞く=ちゅーるが貰える、ではなく猫パンチをする=ちゅーるが貰える と誤認してしまっているような気もしなくもない。
この調子だとバリカンを本来の用途で使う前に電池が無くなりそうだ。
家で慣れてもらうのを待つよりは、いっそ爪切りのように外注してしまおうかとも考えているのだが、近所のトリミングサロンはいつ見ても予約でいっぱいである。皆考えることは同じらしい。
少し時間がかかっても良いからハサミで頑張ろうとも思ったが、足の裏に手を伸ばした時点で警戒され、引っ込められてしまった。
しばらくこの戦いは続きそうである。